楽なばかりではない!フリーランスが挫折しがちな問題点と転身前のアドバイス

エンジニアがIT業界を退職し、フリーランスとして働き始めることで、時間や働き方自体には「自分のペースでやれる」という大きなメリットが出来ます。
しかし反面、「フリーランスになるんじゃなかった」と後悔し、再就職を目指すエンジニアもいます。特に自分のペースで働きたいと思ったフリーランスのエンジニアがやりがちなのが「複数案件のスケジュール管理が出来ないこと」と「税金関係の事務に時間を取られ過ぎてしまうこと」です。

フリーランスは複数の案件を抱えることがありますが、いずれも新規で受ける案件ばかりだけではなく、仕事ぶりによっては1つの企業から、継続的に案件を受けられることもあります。

これは案件獲得に苦労するフリーランスにとっては理想的ですが、逆に言えば仕事ぶりがお粗末であれば、次回以降の案件獲得にはつながりません。
自身の持つスキルで対応出来る案件であるのか、またスケジュールのキャパシティは問題ないか、全て自身で判断しなければいけません。

税金関係の雑務については、これは簿記3級程度の知識があればいいと言われています。さらに確定申告を行う上で必要なのは利益と損益を記載した帳簿であり、それには「事業を開始した一年度(4月~翌年3月)までの、事業に関する領収書(レシート)」も必要です。

複数の案件=複数の企業から案件を受けるフリーランスでは、こうした案件ごとの帳簿づけもハードルになりがちですが、収入が安定し、事業として軌道に乗ってきたならば税理士に依頼する方法もあります。